今回は化学の勉強し始めの第一関門である周期表の覚え方について書いていきたいと思います。
周期表は工夫すれば20個〜30個は簡単に
覚えられます。
周期表の覚え方と
語呂合わせの誤解
結論から述べると周期表の覚え方で最も重要なのは覚える順序です。
そして覚えられない人は語呂合わせに対しての
イメージを誤解している人が多いです。
はっきり言うと語呂合わせは
すでに元素記号と元素名が
一致している人向けです。
これを理解してないと
「語呂合わせ覚えたのに元素全然覚えられない」ってなってしまいます。
語呂合わせはあくまで
周期表の並びを覚えるためのものです。(水素の次はヘリウム,ヘリウムの次はリチウムなど)
なので覚える順序は次のようになります。
- 元素記号と元素名20〜30個完璧に覚える。
- 語呂合わせを覚える。
上の1と2は
一見、当たり前のことを言っているようですが
覚える時になんとなく元素記号と元素名を覚えて
「水兵リーベ僕の船 7曲がるシップス クラークか」(人によって多少違う)という語呂合わせに
頼る人が結構多いです。
しかし、実際にこの語呂合わせから
1番の水素(H)〜20番のカルシウム(Ca)を書き出そうとすると書けない人が結構います。
どうして語呂合わせを使ってるのに書けないかと言うと
元素記号と元素名がうろ覚えの状態だからです。
さらに語呂合わせには、水兵リーベ→水素(H)のように元素名→元素記号のパターンと
僕の船→ホウ素(B)のように元素記号→元素名の計2パターンがあり、
元素記号と元素名が一致していないと混乱を
招きがちです。
よって、まず周期表を覚える時は語呂合わせを覚える前に英単語のように単語帳などを使って
元素記号と元素名を完璧に一致させることに
集中してください。
これは面倒くさいように感じるかもしれませんが、元素記号はアルファベットの一文字か二文字なので英単語を覚えるより覚えやすいです。
また、英単語は20〜30個だけ覚えるだけでは、英語をやる上で大した武器にはなりませんが
元素記号は20〜30個覚えるだけで化学では大きな武器になります。
ぶっちゃけ、周期表には100以上の元素がありますが、大学レベルの化学でも見かけたことが無い元素が結構あるので全部は覚える必要ありません。
語呂合わせ
元素記号と元素名を覚える事が出来たら
次は語呂合わせを覚えていきましょう。
基本は「水兵リーベ僕の船 7曲がるシップス クラークか」で覚えます。
そして、周期表の両サイドの 縦二列(1,2,17,18族)を次の語呂合わせで覚えます。
両サイドを覚える事で、「水兵リーベ〜」から元素を書くときに、抜けてしまったり、順番がズレてしまうことを防ぎます。
1族:エッチ(H)でリッチ(Li)な(Na)母ちゃん(K)
ルビー(Rb)せしめて(Cs)フランス(Fr)へ
2族:ベルトの(Be)マグネット(Mg)変えたら(Ca)
す(Sr)ば(Ba)ら(Ra)しくなった
17族:ふっ(F)くら(Cl)ブラジャー(Br)愛してる(I)
18族:変(He)な姉(Ne)ちゃん
アル(Ar)コール(Kr)くせー(Xe)
この語呂合わせを下の周期表と見比べながら
周期表を覚えてみてください。
まとめ
- 元素記号と元素名を20〜30個を単語帳などで完璧に覚える。
- 語呂合わせを覚える。
1ができたら「水兵リーベ僕の船 7曲がるシップス クラークか」をメインに覚える。
書くときに抜けたり、ズレたりするのを防ぐため縦の語呂合わせを覚える。
おまけ
最後に、まだ覚える余裕がある方は次の語呂合わせも覚えてみてください。
21番〜29番:スカン(Sc)チ(Ti)暴露(V)(Cr)マン(Mn)徹(Fe)子(Co)にどうも(Cu)会えん(Zn)