あなたは単体,化合物,混合物の違いが
分かるような分からないような...って
放置したままにしてませんか?
今回は単体,化合物,混合物の違いを
解説していきます。
単体と化合物と混合物の違い
まず、単体,化合物,混合物の違いを調べると
次のように純物質も加わって4種類出てきます。
まずは物質は混合物と純物質に分けられ
次にその純物質が単体と化合物に分けられます。
続いてこの種類を
超簡単に見分ける手順を紹介します。
見分ける手順
手順1: 物質名を化学式にする
手順2:化学式の大文字を数える
たったこの2つだけで
単体,化合物,混合物を分けられます。
見分ける手順の例
まず手順1で
化学式にすることで混合物を判別できます。
混合物は2種類以上の純物質を含むもの
なので化学式2つ以上で表すもの=混合物
と考えることができます。
例:塩化ナトリウム水溶液(NaCl,H2O)
図のように塩化ナトリウム水溶液は
純物質の塩化ナトリウムと水でできていて
2つの化学式でできているので混合物と言えます。
続いて手順2の
化学式の大文字の数を数えるですが
単体は1つの元素,化合物は2つ以上の元素で
できているので
大文字の数1つ=単体, 2つ以上=化合物
と考えることができます。
例:塩化ナトリウムと塩素とナトリウム
⚠️塩素(Cl2)は2がついてるので化合物と間違えやすいですが
2は分子の数を表すだけで今回重要なのは元素の種類です。
元素の種類の数=化学式の大文字の数なので
大文字1つで書ける塩素(Cl2)は単体です。
以上で単体, 化合物, 混合物を分類できます。
では最後にまとめと例題をやってみましょう。
まとめと実践的な例題
単体,化合物,純物質,混合物の違い
・単体: 1種類の元素からなる物質
・化合物: 2種類以上の元素からなる物質
・純物質:1種類の成分でできた物質
・混合物: 2種類以上の純物質が混ざった物質
手順1. 物質名を化学式にする
→複数の化学式になるなら混合物,
→1つの化学式なら純物質(単体or化合物)なので
手順2で判別
手順2. アルファベットの大文字の数を数える
→大文字が1つなら単体,
→大文字が2つ以上なら化合物
手順1→純物質か混合物か判別
手順2→単体か化合物か判別
例題1
次の物質を
単体or化合物に分類してください
手順1:まずは全部化学式にします。↓
手順2:左から順に大文字を数えると
2つ,1つ, 1つ, 3つ, 1つなので
下の表のように簡単に分けられます。
例題2
水,ナトリウム,水酸化ナトリウム,空気,水酸化ナトリウム水溶液を
単体,化合物,混合物に分類してください
今回は以上になります。
元素,原子,分子の違いについても解説してるので
よかったら見てください。